このたび、戸畑区医師会看護専門学校様より「在宅医療・療養」と「人生会議」について出前授業のご依頼がありました。
在宅医療・介護連携支援センターとしては、看護学生さんに講演するのは初めての経験です。
テーマは「在宅医療・在宅療養について~人生会議でその人らしい選択を支える~」
1、なぜいま、在宅医療なのか~社会情勢と医療情勢の関係について
2、Advance Care Planning~ACP~人生会議を知っていますか?
3、もしバナゲームを体験しよう
座学のあと、4名10グループに分かれてもしバナゲームを体験。「余命半年の重病宣告を受けたとき」を想定し、
自分の望む治療やケア・療養環境について考えてみました。
各グループには他連携支援センタースタッフも参加・ファシリテーターとして加わり、学生さんそれぞれの「人生会議」をお手伝い。意見交換や“私についての話”も盛り上がり、学生さんならではの感想がたくさん寄せられました。👉
最後は、看護師らしく…。看護の祖であるフローレンス・ナイチンゲールは“患者一人一人の尊厳と希望を重んじる姿勢”を
説いています。ナイチンゲールが現代の人生会議に触れたらどういう言葉を発するのでしょう。
「選ぶのはその人、支えるのはあなた」
🍀人生会議は、患者さんとそのご家族がこれからの生き方や治療方針を話し合う大切な時間です。
看護師はその場で“答え”を押し付けるのではなく、安心して想いを語れる空気を作る役割を担います。
人の価値観は病気や年齢、生活の変化とともにうつろいます。だからこそ話し合いは一度きりではなく、その人の“今”に
寄り添い続けることが大切です。
皆さんがこれから出会う患者さん一人一人にもたくさんの物語があります。その物語の続きを、安心して語ってもらえるような
存在になってください。
看護は“治す”だけではなく“その人らしく生きる”ことを支える仕事です。どうか、耳と心をひらき、そばにいる勇気を
忘れないでください🍀 21世紀のGPTナイチンゲールより