みなさん、「訪問歯科診療」でできる事って、なにがあるかご存知ですか?
歯痛の治療や歯周病治療・義歯の調整・口腔ケア・嚥下評価・・・などなど
しかし意外と知られていない歯科医師の役割とは「摂食支援のプロ」であることです!!
戸畑には『ミールラウンド』で摂食支援を行われている歯科医師がいらっしゃるということで、9月11日に
やなぎだ歯科 院長 柳田優介先生をお招きし、「ミールラウンドで″食べる″を支える」をテーマに
ご講演いただきました。
第1部:ミールラウンドに関する講演~口と介護と老化・ミールラウンドの概要~
介護保険に「経口維持加算」が導入され、施設を対象にミールラウンドとカンファレンスが要件に加わり広まりました。
ミールラウンドとは「実際の食事場面を多職種で口腔機能・食形態・食環境・姿勢などに着目しながら観察し、課題に対する適切な
食事の支援方法を話し合っていく」ことです。歯の治療やリハビリももちろん重要ですが、ミールラウンドやカンファレンスは
″すぐにできること”を見つける取り組みであり、だれでも参加することができるのです。
第2部:模擬患者を設定して実際にミールラウンド体験~見てみよう~
第3部:グループワークでカンファレンス~話し合ってみよう~
第4部:模擬患者で実演解説
当日は多職種総勢64名が参加し、アンケートでは100%の方が「大変良かった」「良かった」と回答くださいました。
「歯医者さんが嚥下以外の食支援をされることを知らなかった」「ポジショニングが出てくるとは思わなかった」「姿勢は大事」
「車いすの補正に段ボールを使用するアイディアがすごい」「食事を環境から見ることに意識していきたい」「先生が最後に″気に
なる患者さんを一人だけミールラウンドしてみませんか?そうすると他の患者さんの改善策も見えてくるはず”と言われた言葉が印象に残った」等たくさんの感想が寄せられました。
いつでも、どこでも、だれとでも!!ミールラウンドで食支援しませんか♡