10月28日(月)
令和6年度 若松区在宅医療・介護従事者研修会を開催し、医療・介護従事者33名の方々にご参加いただきました。
「在宅・介護現場で活かせる薬へのサポート
~お薬に関連した支援のポイントや薬剤師の役割を知ろう~」というテーマで
💊若松薬剤師会 アサヒ薬局代表の井上真由美先生にご講演いただきました。
また、在宅訪問の症例について
💊トラスト調剤薬局 武藤拓也先生
💊さくら薬局北九州若松店 志賀亜紀子先生
💊園山調剤薬局 代表 寺本美香先生
の3名の先生方に発表していただきました。
講演では、薬剤師の業務をはじめ、よくある相談の睡眠薬のお話、副作用かどうかの判断、内服ができていない原因や解決策、お薬の飲み方や飲み合わせについて丁寧にお話してくださいました。また、今回は、若松薬剤師会会員の先生方を対象に在宅訪問薬剤管理指導に関してのアンケート調査を実施してくださり、その結果について報告がありました。
また、症例発表では、ある薬剤の飲みすぎの事例や胃ろうに関する内容、薬剤を減量しADLが向上した事例等を発表していただきました。
講演や症例発表を通して、お薬支援における具体的な視点や対応を学ぶことができ、参加者アンケートでは、回答いただいた方全員が、大変参考になった・参考になったと回答されました。また、「薬剤師の先生方の細やかな対応がよく伝わった」「薬剤師が介入することで患者の状態が改善したお話を聞いて感動した」などの声が寄せられました。
先生方のお話より、お薬に関する問題は共通していても、その方の暮らしに目を向け個々に応じた薬剤管理の方法の検討や、多職種連携の重要性を再認識する機会となりました。
今後、ますます在宅療養者が増加していく中、在宅や介護現場でのお薬に関する問題はつきないと思いますが、今回の研修会での学びをヒントに、その方にあったお薬支援や多職種連携につながれば幸いです。
ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。