今年度第1回目となる研修会は「褥瘡管理」の体験型研修でした。
令和6年 5月22日(水)18時半から
戸畑けんわ病院 皮膚・排泄ケア認定看護師 梅﨑哲也先生をお招きし
『明日から活かせる褥瘡管理~褥瘡管理に求められる知識とスキル~』をテーマにご講演いただきました。
前半の講演では、褥瘡の定義や新しい管理の考え方(マイクロクライメット)、褥瘡対策の必要性、
とくにトータルポジショニングという考え方が重要であるということをお話されました。
出来てしまった褥瘡に対する創面管理(被覆材と外用薬)についても詳しく説明され、ケアの経験がある方が皆迷うポイントで、
事前アンケートでも一番多かった課題でした。
「胃が悪いのに心臓の薬を投与することはないのと同様、褥瘡に使うお薬も同じです」と言われ、ケアの質は知識に比例することを再認識しました。
後半の「体験」では、株)タイカ様のご協力により、体圧モニターを準備していただき実際にかかる圧を見たり、背抜きグローブやシーツを活用して除圧体験をしました。
今回は病院からの申し込みも多く、総数72名のご参加がありました。
アンケートでは「大変よかった」「よかった」との回答が100%、「作らないために、予測して予防していくことの重要性を学んだ」「声掛けから始まり、睡眠を邪魔することのない体位変換計画、栄養に至るまで考えるトータルポジショニングというものを初めて知った」「体験学習がとても良かった。明日から活かせる学びの場をありがとう」等多くのご感想が寄せられました。
「褥瘡について相談するところが分からない」とのお悩みが多く聞かれます。「誰と繋がって、どう連携すべきか」を明確にするのがとても大切です。困ったときは是非WOCナースに相談してみませんか?
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