今年度第1回目となる八幡在宅医療・介護従事者研修会を7月23日に開催しました!
今回は認知症に関するケアに焦点をあて、研修前から多くの方にアンケートにご協力いただき(事前アンケート結果は下記参照)、
当日は51名の医療・介護従事者の皆様にご参加いただきました。
第1部の講演では、産業医科大学病院 看護部/認知症センター 認知症看護認定看護師 守田幸代先生 を講師にお迎えし、
『行動・心理症状は認知症の人のSOS~理解がかわればみかたも変わる~』をテーマにご講演いただきました。
行動・心理症状そのものだけに注目するのではなく、その背景にある理由を考え、
その人の個性に合わせた関わりを大切ににすることについてお話しいただきました。
また、「1人で解決しようとしない」「1回で解決しようとない」という言葉が印象的で、
日頃の支援や関わり方について振り返るきっかけとなりました。
第2部のグループワークでは、事前に皆様からいただいたアンケート結果から以下の困りごとを事例に挙げ、
まずは自分の気持ちを発散し、その後、どのような対応ができるかを皆様で意見交換し、アイディアを出していただきました。
【困りごとの事例】
■『帰宅願望や徘徊』
■『入浴・服薬・排泄などの介助拒否』
■『同じことを何度も訴え、説明後も再度同じ対応が求められる』
■『つねる、叩かれるなどの身体的暴力』
■『怒鳴られるなど暴言の攻撃対象とされる』
■『被害妄想があり支援導入が難しい』
■『待合室や診察室での暴言や大声』
「悔しい」「いつまで続くのか見通しが立たない不安」「悲しい」など、
支援者としての素直な思いをグループごとで共有できていたのが印象的でした。
また、対応策のアイディアでは、それぞれの視点や経験から様々な意見が挙がり、新たな気づきや発見が得られる時間となりました。
グループワークの最後には、皆様からいくつかのアイディアを発表いただき、守田先生にもコメントをいただくことで、学びをさらに深める時間となりました。
参加された皆様の率直な思いやアイディアがたくさん詰まった研修会になりました!
講師を務めてくださいました 守田先生、ご参加くださった皆様、そして事前アンケートにご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。
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