突然、目の前でだれかが窒息したとき…その瞬間、迷わず行動できますか?
5月28日(水)、 九州歯科大学 早川真奈先生 をお招きし、
『窒息場面に遭遇したら ~一次救命処置の重要性~』をテーマにご講演いただきました。
前半の講話では、在宅における事故の中で窒息は第3位であり、その具体的な原因や『事例』『食事介助時の注意点』について
紹介があり、アルゴリズムに沿って『窒息時の対処法』『救急蘇生』の必要性についてお話がありました。
後半のデモンストレーション・体験研修では、「異物除去マネキン~チャーリー~」をご用意いただき、『ハイムリック法』や
『叩打法』を体験をしました。「いったいどのくらいの力を加えたらいいのか?」実際にやってみると、かなりの力を持って
処置しても異物はポンっと出ないもので、皆さん四苦八苦の連続でした。
また、AEDトレーナーやBLSマネキンを使用した『心肺蘇生』までの一連の体験をしたことで、異物除去にばかり集中せず、
しっかりと状態を観察し、意識消失や心肺停止したら救命処置にスイッチを切り替えなければいけないということを学びました。
参加者全員が順番に体験し、「実際にやってみて難しさが初めてわかった」「体験できてよかった」「こういう研修会を待ってました」「冷静に状態を把握し、適切な処置を知っておくことが大事」「異物が取れてなくても心臓マッサージをしていい理由が
分かった」などたくさんの感想が寄せられました。
❛❛まさか❜❜の場面は、ある日突然やってくるかもしれません。命を救うために必要なのは、正しい知識と備えだということを
身をもって学んだ研修会でした。
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