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開催日時:H30年3月8日(木) 19:00~20:30
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開催場所:小倉医師会介護サービス総合センター2階
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テ ー マ:「急性期病院ノジレンマと地域の課題~病院と地域で対応している困難事例~」
- 講 師:地域包括支援センター小倉北 主任介護支援専門員 石田 千代美氏
- 「多問題を抱える家族に対する支援」
- 北九州総合病院患者支援センター医療福祉相談室 主任 三宅 仁史氏
- 「キーパーソン不在 MSWに求められる業務と行うべき業務」
- 健和会大手町病院医療相談・医療福祉連携部社会科 科長 森川 尚子氏
- 「地域における急性期病院の役割~困ったときは大手町病院へ~」
- 座 長:小倉記念病院医療連携課医療ソーシャルワーカー 長嶋 史門氏
今回は、地域包括支援センターより地域から相談・通報を受けた支援困難な方への支援をどのような関係機関と連携し解決に導いているのか、また、急性期病院の医療ソーシャルワーカーより医療連携室の役割や退院調整が難しい患者の支援についてお話いただきました。
それぞれの職種の立ち位置が理解でき、多職種間の連携の重要性を考えるきっかけとなったようです。
アンケートの集計結果では、多職種連携研修会に初めて参加されたという方が全体の37%を占め、その内訳の多くは病院関係者でした。また、「業務上、多職種連携ができていますか」との問いに54%の方が「不十分だができつつある」と回答されています。多職種が連携していく中での課題について尋ねてみると、「他職種への理解が不十分」「顔が見えない」というご意見が多くありました。一人ひとりは多職種連携の必要性をわかってはいても、日々の業務に追われ、また、所属機関の理解不足等から他機関多職種間の連携が図りづらいという現状もうかがうことができました。
貴重なご意見は、今後の多職種連携研修会の企画運営の参考にさせていただきます。