春の兆しが見え始めた3月13日に令和6年度第2回八幡在宅医療・介護連携従事者研修会を開催いたしました。
今回の研修では、最近よくテレビ番組などでも特集が組まれている「ACP(人生会議)」についてです。
講師に健和会 町上津役診療所 所長 川本京子先生をお迎えし、
『価値観を大切にした関わり~その人らしい日常を考えてみませんか?~』というタイトルでご講演いただきました。
講演のあと、ACPの疑似体験ができるもしバナカードを使用し、4人グループでのグループワークを行いました。
講演では、ただ話しをするだけではないACPの深い部分やそもそも気持ち的にも話しができる段階にあるのか?などいろいろ観察し、関係性を築いていきながら行う必要がある事を、視点を分けて解説していただき”ハッ”とさせられました。
もしバナカードゲームでは、「今から余命半年と言われたとき」というゲーム設定の中、今の家族背景や仕事上での立場、今後の希望などを考えながらみなさま慎重に慎重にカードを取捨選択されていました。同じ環境や性格の人が一人もいないように、同じカードを選んだとしても同じ思いの方はおらず、自分の人生に置き換え考えられ、悩まれている姿がとても印象的でした。
講話の中伝えられた、「価値観はひとそれぞれ」ということをゲームを通して体感されたのではないかな?と思います。
体験された方からの感想では、「自分がいらないと思ったカードを他の人は選ばれたり、価値観の違いを感じた」と価値観の多様性や違いについて気づきを持たれた方や「人に関係するカードは全員が何かしら残っている」などの共通点に気づきを持たれた方もおられました。
何より、皆様がご自分の最期の時を考えるという事もに楽しく向き合って頂けたのがとてもうれしく思いました。
今回ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!!
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