令和5年3月27日(月)に中井校区の婦人会の皆さまと「もしバナ」ゲームを行いました。
~もしバナゲームのご紹介~
「もしバナ」ゲームは、アメリカの民間組織 coda alliance が開発したものを千葉県の亀田総合病院の緩和ケアの医師らが中心となって、開発者の許可を得て翻訳・出版したものです。
このカードゲームは、もしもの時のための話し合いに用いることから、日本では「もしバナ」ゲームと言われています。この活動は、日本全国に広がっており、講座を修了したマイスター394名が活躍をされています。北九州にも1~2人?おられるようです。
サロンは昨年秋頃から開かれているようですが、皆さんとても仲良く、お互いを気遣い合っているところが印象的でした。笑顔が素敵な方ばかり11名と職員2名で楽しい時間を過ごしました。
この日は、初めましての方がお二人いらして、先ずは自己紹介。そして、間違い探しや計算式の脳トレをおこないました。
その後、アドバンス ケア プランニング=人生会議=について、お話の時間をいただきました。
はじめに、人生最期のときの医療とケアについて、「栄養」を例にお尋ねしました。ご自身の事であれば、直ぐに答えることはできます。しかし、大切な家族のこととなると少し考えてしまいます。「人生最期のとき」は、年齢に関係なくいつ訪れるか誰にもわかりません。友人や親せきから訃報の知らせを受けたときや大きな病気をしたとき、今回のように地域の方々と一緒に話す機会があったときなどに家族や友人とお話をされていくことをお勧めしました。
「もしバナ」カードには、重病のとき や死の間際に「大事なこと」として、人 がよく口にする言葉が書いてあります。たとえば、「どのようにケアして欲しいか」、「誰にそばにいて欲しいか」、そして「自分にとって何が大事か」、という内容です。そのカードを、ルールに従って取捨選択し、手元に5枚のカードを残していくというものになります。仲の良い地域の方々と、ご自身が考えている家族のお見送りの仕方やご自身の最期の時の迎え方などを話したり聞いたりすることで、改めてご自身の生き方・逝き方について考えていただけると幸いです。