このたび“戸畑けんわ病院様 職責者会議”にご招待を受け、2回シリーズで「Advance Care Planning~人生会議」について
お話する機会をいただきました。
【第1回目:7/21】「Advance Care Planningとは~Shared Decision Makingにつながるプロセス」と「“もしバナゲーム”体験」
「医療現場で行うACPと、元気なときにするACPは段階が違うのでは?」というご質問を受けたことがあります。病院ではACPに
含まれるAD(アドバンス・ディレクティブ)やDNARについて確認する場面が大きくとらえられがちですが、元気な時に語られた
“大切にしたいこと”“こうありたい”と望んだことが人生の最終段階を迎えたときの意思決定支援に繋がっていきます。
日頃から意思決定支援に携わっている病院スタッフ・多職種のみなさんと、今回はあえて初心にかえりAdvance Care Planningとは
なにか、なぜ必要なのか振り返りました。
また、病院では治療やケアについて様々な選択をする場面が多く、現在は「患者さんと医療者が一緒に考え、決めていくSDM(共同
意思決定)」が重視されています。その意思決定をよりその人らしいものにする土台こそ、質の高いACPの積み重ねであることを
改めて共有するこができました。
後半は、もしバナゲームの体験!!それぞれの立場でご意見をいただきました♡
☆日頃は自分が患者さんにあれこれ聞いている側だけど、自分の気持ちは考えたことがなかったかもしれない
☆違う職種の人とグループを組んで、みんな違う意見を持っていたことに驚いた
☆ACPについて難しく考えていたがもしバナゲームを通して、身近なものに捉えることができた
☆カードのメッセージを読んで、なにを具体的に考えていけばいいのか知ることができた
☆価値観に正解はないと分かった
「病院でのACPは話し合うことがゴールではなく、その人らしさを“次の支援へ”繋いでいくこと」
これからもそれぞれの立場で考え、ACPの実践を深めていければと思います。
【第2回目:8/18】「“Sugoroku de 人生会議”体験」
Advance Care Planning~人生会議~というとどうしても「死ぬ準備」と捉えられがちで、これまでに“楽しい雰囲気で人生会議が
できたらいいのに”“悲しい雰囲気になるのが辛い”とご意見をいただいた経緯から、独自で開発したゲームがSugoroku de 人生会議
です。
“Sugorokuゲーム”ではあえて余命設定はせず、人生会議とは「日頃のなにげない会話」「ささいな日常」「わたしのこだわり」「習慣や好きなこと」など、普段の日常を語り合う“会話”だということを体験していただきました。
22枚のメッセージカードをめくり、お題に沿って“自分について楽しく語る”時間です。中には真剣に考えるカードもしのばせて
いますが、各グループともに笑いあり、拍手あり、大いに盛り上がりました。
☆このゲームを家族としたい。自分の考えている事を大切な人にはなにも伝えていないことに気づいた
☆○○さんが、家でそんな時間を過ごしていたなんて!!意外な一面があって面白い
☆病院を訪れる患者さんや、地域行事で出会う方と、こういった形でACPをしてみたい
2日間に渡り、たくさんの職員の皆様にご参加いただき、心より感謝申し上げます。




