【八幡】令和2年度 第1回 八幡多職種連携研修会を開催しました。

3月5日(金)19:00~ 黒崎ひびしんホール 中ホールで、令和2年度 第1回 八幡多職種連携研修会を開催しました。

当センターは、昨年度より多職種連携研修会を八幡全域から地域別(小学校区・中学校区別)へとシフトし、医療介護の専門職だけでなく、地域の互助組織の方々にも参加していただいく『地域ネット活動』に力を入れて来ましたが、昨年度末の新型コロナウイルス襲来からのコロナ禍で活動を妨げられ、この一年は地域での研修会を開催することは出来ませんでした。

今回は講演会で地域づくりの課題を共に考えようと、精神障害者の方との関わり中で、悩み迷うことはありませんか? と問いかけ、講師には北九州市保健福祉局障害福祉部 精神保健福祉課長/発達障害担当課長の安藤卓雄課長をお招きして、『 精神障害者が地域の一員として安心して 自分らしく暮らせるには ~共に考えたい、これからのこと~ 』と題して、ご講演をいただきました。

安藤課長の「地域で暮らすっていうこと、皆さんと‟どんなだろうな?”と考えるような時間にしたい。それだけの思いで今日は来たんです。そういう思いを共有できたら…、それだけです。」と前置きされてのお話は、言葉一つ一つから心に響くような暖かさが伝わりました。『精神障害のある方が地域で暮らせるためには、包括的なシステムが必要=地域づくり!誰もがつながりあって生きていく、そういう地域を作っていく!公の制度・システムも勿論大事だけれど、人間それだけで生きていく訳ではない。インフォーマルな結びつきがないとつまらない。暮らすって?そういうこと。』『当事者だけでなく、家族の人生、家族の生活も移り変わっていく。本人と同じように積み重ねてきた苦労や歴史がある。そういうものに心を寄せ、家族まるごと支援。』

 

たとえ重たい障害があっても、それを支える体制があれば、地域の中での自立生活(=他の人と同等の当たり前の生活)が送れるはずなのに、現状は⁈⁉『 精神障害にも対応した地域包括ケアシステム  』 の構築は、高齢者のみならず生活上の困難を抱える障害者や子どもなどが地域において自立した生活ができるよう、住民一人ひとりの暮らしと生きがい、地域をともに創る『 地域共生社会 』の実現にも寄与するものです。『障害の有無や程度にかかわらず、誰もが地域の一員として安心して自分らしい暮らしができる』今回の研修会が共に考えていく何かしらとなっていれば幸いです。「最初から完璧を目指さない、小さなところから…」の一つとして。

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講演会の前には、『とびうめ@きたきゅう』の進捗状況について、北九州市 保健福祉局健康医療部 地域医療課の青木穂高課長よりご報告をいただきました。詳細については、『各センターの取り組み』でご報告いたします。

オンライン併用の研修会は初めての試みで、当初はZoomによるオンライン参加でのご案内をいたしましたが、会場の黒崎ひびしんホールにはネット環境がなく、ポケットWi-Fiの持ち込みが必要で、事前にテストをしたところ予想以上に不安定だったこともあって、ZoomのYouTube配信に変更させていただきました。会場で録画した動画も、編集後にYouTubeで配信いたしましたが、当日の同時配信では途中で不具合発生!!、 オンライン参加の皆さまにはご迷惑をおかけして、申し訳ございませんでした。?

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