【小倉】多職種連携研修会(第16回(H30年度第3回))

  • 平成30年度第3回目、多職種連携研修会を開催しました。
  • 開催日時:H31年2月21日(木) 19:00~21:00
  • 開催場所:小倉医師会介護サービス総合センター2階
  • 内  容:1.「北九州市難病相談支援センターについて
  •        講師 北九州市難病相談支援センター 河津博美氏
  •      2.倫理4分割法の復習  木村医院 木村喜男先生
  •      3.事例紹介「ALS患者の臨床倫理と緩和ケア」
  •        事例提供 小倉医師会訪問看護ステーション 管理者 加藤ひとみ氏
  •      4.グループワーク(4分割表を作成しながら不足している情報について整理)
  •        不足情報について  小倉医師会訪問看護ステーション 加藤ひとみ氏、小倉医師会ケアプランサービスセンター 宮川弥生氏、
  •                      小倉医師会ひなたぼっこサロン縁 木村治世氏
  •      5.グループ発表
  • 今回のテーマは「ALS患者の臨床倫理と緩和ケア」ということで、最初に北九州市難病支援センター難病支援担当係長の河津博美氏から、北九州市難病相談支援センターの機能と役割、取り組みについてご説明頂きました。
  • 次に、前回の研修会から取り入れた、臨床倫理問題の解決のための手法「4分割法」について、実行委員長の木村先生より「臨床倫理おさらい 特に4分割表について」と題して復習の時間を設けた後、小倉医師会訪問看護ステーションの加藤ひとみ氏より事例紹介をいただきました。今回の事例は、50代の男性の患者様で主介護者が妻のみという家族構成の中、「人工呼吸器を装着せず人らしく生きたい」という夫の意思決定があり、それを当初尊重しようと決めていた妻ですが、呼吸苦に苦しむ夫を傍で見守り介護を続ける中『楽にしてあげたい。人工呼吸器をつけても外出はできるし、もっと長く生きてほしい』と気持ちが変化して行く過程で、ご夫婦を支援する多職種の役割についてグループワークを行いました。難病の方への支援は大変難しくただ1つの正解はありませんが、多職種が情報を共有しご本人様とそのご家族に寄り添いながら意思決定を支援していくことが大切であることを改めて学ばせていただきました。