令和5年度 第1回八幡多職種連携研修会 

10月26日(木)に「令和5年度 第1回八幡多職種連携研修会」を開催しました。

 

今回は、メインテーマ「入退院・入退所の連携や情報共有について」をもとに、グループワークとディスカッション

を行いました。

当初の予想を大幅に超え、合計163名の多くの方にご参加いただきました。

ご参加いただいた多職種の皆様には、心よりお礼申し上げます。

  

   参加者の内訳(職種別) ➡ こちら

 

 <研修内容>

【パネリスト】

西1〔 クリニック 〕 浅川学園台在宅クリニック        柳田美穂様
西2〔慢性期〕 特定医療法人東筑会東筑病院        小林義洋様
西3〔特 養〕 社会福祉法人もやい聖友会銀杏庵穴生倶楽部 村上由美様
西4〔急性期〕 独立行政法人JCHO 九州病院                    藤田珠実様
西5〔 クリニック 〕  公益財団法人健和会健和会町上津役診療所    井上直美様
西6〔老 健〕 介護老人保健施設 しんわ苑          田川寛隆様
東1〔回復期〕   医療法人ふらて会西野病院         宮本智恵様
東2〔急性期〕 社会福祉法人恩賜財団済生会支部 福岡県済生会八幡総合病院     山本智恵様

 

1.グループワーク

<テーマ>

①退院前カンファレンスについて      

②入院直後からでの退院までの多職種間での密な連携をどう図るのか?

事前アンケート結果をもとに、八幡東・西区の地域包括支援センター8圏域(東1・2、西1~6)に分かれ話し合いを行いました。

事前アンケート結果 ➡ こちら

各グループどこも活発な質問や意見交換が行えていたほか、話し合い後の名刺交換の場も活気に溢れ、どのグループからも時間が足りない!という声が聞かれました。  

「それぞれの職種や事業所の現状を踏まえた思いや意見」を知ることができ、また、同じ地域の事業所間で課題を共有する機会となりました。

 

2.発表

各圏域(グループ)のまとめは

 コチラ➡  西1 ・西2 ・西3・西4西5西6東1東2 

各圏域のパネリストより、グルーワークでのまとめや各事業所の取り組みについて発表していただき、カンファレンスや職種間の連携の重要性がより伝わる内容でした。

 

3.ディスカッション

「病院側」と「在宅側」で活発な意見交換が行われました。

☑在宅ではできる事や支援可能な事がたくさんある!

☑退院前カンファレンスの必要性はみんな理解している。

しかし、病院側も実施が難しい場合がある。

☑退院前カンファレンスが開催されない場合の情報共有はどうしたら良いだろう?

ウェブ会議などの活用も必要なのか?

☑退院前カンファレンスのメンバー構成って難しい。

☑入院中のすべての方にMSWの担当がつくわけではない。どうやって決まるんだろう?

☑退院前の情報共有のタイミングはいつがベストなの?

☑カンファレンス以外での情報共有も重要。

外来看護師さんが多くの情報を持っていることもある。

☑どちらか一方からの発信ではなく、双方から情報をもらいに行くことが必要。  など

 

本当にたくさんの意見があり、それぞれの役割や職種の理解のきっかけになったディスカッションでした。

しかし、共通していることは患者様、ご利用者様、そしてその方々を支える家族の方がより良い生活、より幸せな、望んだ生活が送れるように支援しようという暖かい気持ちに包まれた会でした。

 

まとめ

今回の研修会を終え、連携を図る上で大切なことは、病院側、在宅側、それぞれがお互いのことをより深く知ること、知ろうとすること、歩み寄ることが大切だと感じました。

今後も各地域包括圏域から八幡エリア全域(オール八幡)の更なる多職種連携に向けて、今回の研修内容を活かしながら、「第2回多職種連携研修会」に向け、準備を進めていきたいと思います。

たくさんの方のご参加、本当にありがとうございました!!

アンケート結果  ➡ こちら