【八幡】令和5年度 第2回多職種連携研修会を開催しました!

令和6年3月14日(木)に第2回八幡多職種連携研修会が開催されました。

会場には総勢128名(医師・歯科医師・薬剤師・看護師・連携室看護師・相談員・ケアマネ・リハ職・介護職・行政・その他多職種)の多職種の方にご参加いただきました!!

今回は『地域連携室を知ろう』をテーマに【グループワーク】【意見交換会】を実施しました。

 

 

●フィッシュボウル形式によるグループワーク●

現職経験を活かしながら、参加者全員が地域連携室の職員の一員になりきり、症例Aさん(末期心不全症例)の望む生活の実現に向けて、退院支援の疑似体験を行っていただきました。

病院側、在宅側からそれぞれの現職経験を活かした退院支援について活発な意見が交換が行われ、同時に双方が抱える課題についても共有できたグループワークとなりました。

 

 

退院支援に関するテーマでの研修会は今回で2回目でしたが、前回はグループ人数の関係で「全員が発言できなかった」 「思うように話が展開できず深く話合うことができなかった」等から、今回はフィッシュボウル形式で地域包括支援センター圏域ごとにグループワークを行い、参加者の方からは「10分ごとにメンバーの入れ替わりがあり、いつもより、一層緊張感をもって参加できた」「人数が多くても全員発言できた」などの声が聞くことができ、とても効果的な方法でグループワークを実施することができました。

※フィッシュボウル形式とは10人以内の円を2重3重と構成し、円中心部グループのみ発言、時間を決め円の中外側のメンバーが10分ごとに入れ替わり、話を継続していく方法。中外側それぞれのグループで対話を深めながら、その内容について参加者全員で共有する事ができる。

(フィッシュボウル形式によるグループワークの様子)

 

 

 

 

 

 

 

 

                                       

 

●意見交換会●

各グループ、少ない事例情報から意見を膨らませていただきながら、ディスカッション内容を発表していただきました。

「情報をいかに収集し、それをどのように退院支援につなげていくか」

「連携室の職員になりきることで今まで見えなかったものが見えた」

「退院支援にあたって、多職種が感じている、必要としている情報を客観的に知ることができ勉強になった」

など多職種からの視点での退院支援について考えることができ大変有意義な意見交換会となりました。

そして何よりも地域連携室側と在宅の医療・介護従事者側の双方より「無理なお願いや状況を受入れていただいているので、協力して連携していきたい」などお互いを思いやる歩み寄りの声が多く聞かれ、また、連携室側、在宅側の苦悩についても共有することができ、今後の連携につながる大変意味ある研修会となりました。

今後も病院側と在宅側の連携をしっかり取り合うことで、八幡地域の皆さまが安心して住み慣れた場所で暮らし続けることができるのではないかと思います。

八幡地区では現在、東西区8つの圏域で多職種による交流会や研修会など活発な活動がスタートしました。多職種連携研修会を通して八幡地区が掲げる「オール八幡」を目指し、また大きな目標である、「独居でも安心して自分らしく生きることができ、笑顔でいることができる」の実現に向けて、全圏域がつながっていけるよう、次年度も様々な研修会を計画していきます!

 

🌸今年度は大変多くの方に研修会にご参加いただき、本当にありがとうございました🌸

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