10月11日(水)多職種連携合同研修会を開催いたしました。
講師に山口大学大学院 医学系研究科保健学専攻 教授 山根 俊恵先生をお迎えして、
「8050問題~複合的な課題を抱える家族の支援に必要な多職種連携~」というテーマでご講演いただきました。
8050問題とは、引きこもりの若者がそのまま中年になっても親の支えで生活を続けているうちに親も高齢となり、
収入や介護などで親子ともに生活が困難になることが多く、社会問題とされています。
講演の中で、親が変われば子どもは必ず変わる・変わっていくこと、そして、安全を脅かされてひきこもることを選
んだ本人が1番苦しいのだから、相手の心の声に耳を傾けて、先ずは苦悩を受け止めることの大切さについてお話を
いただきました。また、日々の支援の中で、支援者の意見を押し付けていないか、直ぐに解決しようとしていないか
ということについてお話をいただき、改めて自らの支援を振り返る機会となりました。
アンケートの中でも、対象者の支援だけでは進まない家族関係が絡み合うケースが増えてきたとのご意見がありまし
た。更に高齢化が進み、更なる社会問題が危惧される昨今、多職種による支援がますます重要となります。今一度、
自身の支援を振り返り、基本に立ち返って日々の支援に励みたいと切に思いました。
お忙しい中、研修会にご参加いただいた皆様、有り難うございました。
アンケート結果はこちらからご覧ください➤アンケート結果