【小倉】第17回多職種連携研修会(令和元年度第1回)

令和元年度第1回、多職種連携研修会を開催しました。
開催日時:令和1年8月2日(金) 19:00~21:00
開催場所:小倉医師会介護サービス総合センター2階
演  題:「口から食べる幸せを支援するために ~KTバランスチャートを利用した気づきの視点と多職種の関わり~」

講  師:NPO法人 口から食べる幸せを守る会 理事長 小山 珠美先生

今回の研修会は、関心の高いテーマだったようで、言語聴覚士や施設・在宅の介護職の方など初めての参加という方からの申込が多数ありました。申込者数が会場収容人数を上回るのではないかと心配され、申込期日を過ぎた方はお断りさせて頂きました。

小山先生のお話は、根拠をしめされながらすすみました。

食べることができなくなった原因や誘因を見極め評価をし、適切な介助を行うことの大切さ。KTバランスチャートは、13の項目に分けて評価していきますが、科学的根拠が有り、且つ誰もができるという特徴があります。この13項目の評価基準を理解できていれば、簡単に全身状態の把握ができるとのことでした。評価ができたら、次は食べていただくためのステップアップを多職種で関わっていきます。

口腔環境の改善やリハビリ、服薬状況の確認など、食事の環境を整えていきます。例えば、食事をする姿勢や患者自身が今から食べるものを目で見ることができる工夫、介助者が利用者・患者と目線が同じであること、そして利用者・患者の健側に合わせて介助者はスプーンを持つ手を変えることも誤嚥を防ぐ上で大切です。小山先生は右利きですが、左手でも介助が行えるように日ごろから食事は左手でされてるそうです。もっともっとたくさんのお話がありました。参加者は、口から食べることの大切さをしっかりと受け止められたと思います。

座長 多職種連携研修会実行委員長(小倉医師会)木村 喜男先生

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

司会進行 多職種連携研修会実行委員(小倉薬剤師会)連石 連 氏

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

閉会挨拶 多職種連携研修会実行委員(小倉歯科医師会)増井 聡先生

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

研修会アンケート集計結果⇒コチラ

 

研修会終了後、講師を囲み“口から食べること”熱く語り合う講師の小山先生と実行委員の皆さん。

最後は、KTバランスチャートを小倉地区にひろめていくことを講師の小山先生に宣言して締めくくりました。