【小倉】第3回 在宅医療介護従事者研修会(病院と病院の縦と横のつながりを深める研修会)を開催しました 

令和2年2月8日(土)に在宅医療介護従事者研修会「病院と病院の縦と横のつながりを深める研修会」~ one team ~を開催しました。
領域を問わず北九州医療圏にある病院の入退院支援担当者を対象とした研修会は、今回で3度目です。
今回も、前回同様、2団体(共同開催:福岡県精神科病院協会北九州ブロック精神保健福祉士会、後援:福岡県医療ソーシャルワーカー協会)からご協力をいただいての開催でした。

開催の目的は、研修会名の通り領域に関係なく病院と病院の縦と横のつながりを深めていただくことです。国は、地域の実情に合った包括ケアシステムの構築を求めています。また、医療をとりまく環境も今後ますます変化していきます。地域の一員である病院の役割について各職種の立場で何ができるのかを考え、更には他職種に向けた情報発信をし、連携を深めていく必要があるのではないとの思いからスタートした研修会です。
参加申込は、小倉南北区、門司区、若松区、戸畑区、八幡東西区、行橋市、豊前市の急性期、回復期、慢性期、包括ケア病棟、介護医療院、精神科病院など機能の異なる病院から、入退院支援に関わる看護師、MSW、PSW、ケアマネジャー、事務職など71名の方々から頂きました。

 

前回のアンケートから「介護医療院」についての講義を新栄会病院病院長 永田 雅治先生にお願いしました。開設にあたって制度面ではローカルルールがあり北九州は比較的緩やかであることや老健や医療療養型との違いなど「介護医療」について詳しく分かりやすくお話してくださいました。

 

次に、「回復期と精神科が関わった高次脳機能障害を呈した患者の退院までの連携」と題し、一般科と精神科が連携した成功事例を3人の方にリレー方式で紹介していただきました。

最初に健和会大手町病院 松田 睦美氏

次に南ヶ丘病院 眞﨑 翼氏

最後は、小倉リハビリテーション病院 中武 聖貴氏へと連携がつながったケースでした。

事例発表の後は、病院も経験年数も担当している病棟、職種もバラバラのグループ編成で意見交換会をおこないました。

その後、突然でしたが参加者の方10名を指名させていただき、グループで出た意見でも感想でも質問でも何でもよいので「一言」を発表していただきました。

講師の永田先生(写真右端)と事例提供の皆様

 

 

最後のまとめと閉会挨拶は、福岡県精神科病院北九州ブロック精神保健福祉士会顧問(西南女学院大学)今村 浩司 氏にお願いしました。

 

この研修会は年2回の定期開催です。次回は、8月ごろの予定です。

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