3月16日(木)に若松区多職種連携研修会を開催しました。
第1部では、門司区の医療法人 新田医院 理事長 新田智之 先生に『これからの在宅看取りを考える~最期ま
で在宅おひとりさまは可能?~』というテーマで独居高齢者の在宅での看取りについてご講演いただきました。
核家族化が進む中、夫婦二人世帯→独居という世帯がますます増加しています。そんな中、独居でもご本人が望め
ば、住み慣れた環境である自宅で最期を迎えることは可能であるということを丁寧にご説明いただきました。また、
多職種連携を行う上で、大きな役割を担うICTについても、その利便性と安全性について、そして連携をする上で情報
共有のし易さなど詳しくご説明をいただき、今後の多職種で支援を行う上での新たな形を示していただきました。
独居の方を在宅で看取る場合に解決すべき課題は多く顕在しますが、新田先生がご講演くださった
在宅で穏やかに看取るためのポイント
1.準備
2.多職種連携
3.緩和ケア
上記を一つ一つを当事者全員で丁寧に取り組んでいけば、本人が望む生活を支えることが可能であるということを学
ぶことができました。
また、2部では短時間ではありましたが、新田先生のご講演を拝聴して、各専門職の立場からの感想等について意見交
換会を行いました。様々な立場から熱い思いや葛藤が挙がり、支援の形は違えど、目的は同じである私たちが連携す
ることで独居高齢者の在宅看取りが可能になること、支援の輪は大きく広がることを実感しました。
グループワークでの各職種からの意見→グループワーク意見
今回の研修会は新型コロナウイルス感染症を鑑み、最小限の人数での開催となりましたが、来年度は安心して参加で
きる環境を整えながら、改めて、より多くの多職種の方々の『顔の見える関係』が築ける研修会を企画してまいり
ます。
来年度もご参加の程、どうぞ宜しくお願いいたします。
アンケート➤こちらをクリックしてください