3月14日(火)に令和4年度第3回八幡多職種連携研修会を開催しました。新型コロナ感染症拡大により2度の延期を経て、この度、対面での研修会を開催することができました。
会場85名、Zoom7名の計92名、職種としては薬剤師19名、看護師15名、多職種58名(医師・歯科医師・保健師・リハビリ職・ケアマネジャー・社会福祉士・介護職・事務職)にご参加いただきました。
テーマ「薬剤師と訪問看護師の服薬管理の違い」
●●●研修内容●●●
1.座談会講師・・・事前に八幡東西区の介護保険事業所にアンケートを行い、アンケート結果をもとに、以下2つのテーマで座談会を行いました。
①薬剤師・訪問看護師のそれぞれの職種の特徴について
②お互いの得意な事をそれぞれ伝え合う
【薬剤師】
八幡薬剤師会薬局 松田 健 氏
さわやか薬局 上山 沙耶歌氏
祐調剤薬局 安木 南 氏
【訪問看護師】
訪問看護ステーションなずな 管理者 中村 由美子氏
訪問看護ステーションプーラビダ折尾 管理者 山内 隆児氏
北九州ヘルスケアサービス八幡
訪問看護ステーション 管理者 和田 千代子氏
座談会を通して、「服薬支援」についてどの職種も悩みを抱えていることがわかり、服薬支援を行う中で双方の職種ともに業務の線引きをすることなく、お互いがサポートし、連携をとりながら業務をされていることが大変印象的でした。
2.グループワーク
八幡東西区の地域包括支援センターの圏域(八幡西1~西6、八幡東1~東2)ごとに、多職種でグループ編成を行い、グループワークを行いました。Zoomでは座談会や、グループワークの様子を配信しました。
主に独居高齢者の服薬支援をテーマに、服薬管理方法や相談先、連携ツールなど全グループ6職種以上の専門職での活発な意見交換が行われました。
”SNSを利用したチーム連携”や、”相談事例と対応相談先の見える化作り”など多職種ならではの意見交換会があちこちのグループで実施されました。服薬支援を行うためには、多職種の関わりがとても重要であり、また専門職だけでなく近所の方やお弁当屋さんなど、ほんの少しでもたくさんの方が関わってくださる事が非常に大切で、ありがたいとの意見もありました。
また今回の研修会では八幡東西区の地域包括圏域(八幡西1~西8、八幡東1~東2)ごとにグループ編成を行いました。「今まで近くの事業所だったけど、話をしたことがなかった・・」「地域が同じと思うと相談しやすく今後につながっていきそう」など、地域の多職種連携チーム作りの第一歩となりました
⇦各グループのまとめ
3.事業所リレー
4事業所から30秒間で、それぞれの事業所の紹介を行っていただきました
・上野医院
・空色のカメレオン(地域密着型通所介護)
・ケアプランセンター穴生(居宅介護支援事業所)
・デイサービス春の音(地域密着型通所介護)
みなさん、思い思いに事業所のPRをされ、今回も楽しい企画となりました。連携の輪が広がるきっかけになればと思います。
八幡地区において、各地域で多職種間の連携がますます進み、『住民が独居でも安心して自分らしく生きることができ、笑顔でいることができる』八幡地区の目指す姿に近づいていけるよう、実行委員会全員で試行錯誤しながら次年度も様々な研修会等の企画して参りたいと思います。
皆様のご参加をお待ちしています!!