【合同】令和4年度 第2回多職種連携合同研修会を開催しました

 

11月8日、442年ぶりの天体ショーが繰り広げられている善き日に、愛媛県松山市にある

「医療法人ゆうの森 たんぽぽクリニック」の理事長である永井 康徳先生をお迎えし、

『多職種連携で行う在宅医療~亡くなるまで食べるためには~』についてご講演いただきました。

住み慣れた処で最期まで暮らすことを望んでも、何らかの要因でその希望が阻まれることがあります。その大きな原因の一つに

“食べられなくなった時”があり、あらゆる栄養方法が施され、さらなる医療処置が付加されるという悪循環。

永井先生はまず「病気や死、人としっかり向き合うことが大切」で、食べることをあきらめず、「医療を最小限にすることで

“食べる”可能性を引き出す」「医療が穏やかな死を邪魔してはいけない」とおっしゃいました。

ゆうの森で取り組まれた食支援、多職種連携の様子を動画で流してくださったり、ACP(人生会議)の大切さをお話くださいました。ある患者さんへの食支援の場面はとても感動的で、会場にもすすり泣く音が響きました。

食べる支援は単職種ではできない、多職種だからこそ成せる技。「これでいいのだ」と言ってあげられるチーム、

「楽なように やりたいように 後悔しないように」それを叶えるのが多職種での関りだと、深く心に刻まれました。

 

参加者もZOOM・会場合わせて347名、大変多くの方にご参加いただきました。

アンケートでは、全員の方が「大変よかった」「よかった」と回答し、”患者さんの希望を叶えるべく、時間やお金を惜しまず

スタッフみんなで取り組んでいる姿に感銘を受けました。羨ましいと見ているだけではなく、実現できるように多職種で一丸となれればいいと思いました”等、とても多くの感想が寄せられました。

「食支援が進んだ地域は、在宅医療が進んだ地域」、私たちが住む地域もそうなれるよう、しっかり向き合い、連携していきたいと思います。

アンケート結果はこちら

※今年度2回目の、門司・小倉・八幡・若松・戸畑の5区合同の研修会に、たくさんの方がご参加くださいましたこと、深く感謝申し上げます。