第2回 戸畑区医療・介護従事者研修を開催しました

令和元年8月22日(木)第2回戸畑区医療・介護従事者研修を開催しました。

今回は産業医科大学病院より、医師の鈴木克典先生、HIVコーディネーターナースの田中美佐子氏、HIV感染症薬物療法認定薬剤師の稲村由香氏、メディカルソーシャルワーカーの野田雅美氏をお迎えし、『知っていますか?HIVのこと エイズのこと~一人ひとりが正しい知識を身につけよう~』と題し、HIV・エイズ治療の最新情報をご講義頂きました。

治療薬の進歩により、HIV・エイズは今や慢性疾患となり、他の疾患となんら変わらず寿命を全うできる病気になりました。私たち医療・介護従事者はその実態を知り、正しい知識を身につけることで、ケア時の感染を防ぐとともに、偏見や差別なく、だれもが必要なサービスを受けられるような地域づくりが必要だと感じました。

また、産業医科大学病院が、24時間体制で感染相談窓口を設けられていることを知り、参加者からも「いざという時に相談できる機関があるのはとても心強い」との声があがりました。

今回様々な内容につい講演頂きましたが、最後に先生は『今日参加された皆さんが、今日の話の中からひとつでも記憶にとどめ、一歩前進して戸畑でのHIV・エイズの支援ができることを願っています』とおっしゃっていました。

当日は約80名の参加を頂き、ほぼ全員の方から「理解できた」とのアンケート結果が得られ、またスマホを活用した‟ライブアンケート(sugukikuドットコム)”で会場内の反応を即反映できるシステムを体験し、とても有意義な研修会となりました。