【戸畑】第2回 戸畑医療・介護従事者研修会を開催しました

令和3年10月20日・10月27日・11月10日の3日間で、体験型研修会の第4弾『こわくないよ!在宅酸素』~見て・さわって・体験しよう~をテーマに、(株)石松商会の山本規美予先生にご講義頂きました。

「住み慣れた場所で末永く暮らす」ことは誰もが望むことですが、病気や症状によって医療処置を持ち込まなければならなくなったとき…その場所での生活をあきらめなければいけない人がいます。

在宅酸素も医療処置なので、在宅療養を阻む一因になることがあります。「酸素さえつければ、普通の生活が続けられる」方の支援として、私たち在宅療養を担う多職種が、もっと在宅酸素を身近に知っておく必要があるのではないでしょうか。

研修内では、①在宅酸素療法の適応疾患や病状について②導入の基準と診療報酬・社会保障制度③セルフケアや外出・旅行の支援④災害時の対応など、多岐にわたってご説明頂き、実際に酸素濃縮器と酸素ボンベ、呼吸同調器を取り扱い、最新型ポータブル酸素濃縮器も見せて頂きました。

3日間の総参加者31名全員から、「役に立った」と回答頂き、「酸素はもっと怖いものだと思っていた。でも体験してみるとそんなに大変じゃなかった」「携帯用ボンベの取り扱いがよく分かった」「お金の事を初めて知った」「体験型学習はとても良かった」等の声が寄せられました。

在宅療養・在宅医療が勧められている今、医療処置にどう対応していくかが重要な課題になると思います。体験型研修を通して「支える側の不安」が解消できればと考えます。