6月21日(木)に令和4年度第1回多職種連携研修会を開催しました。
テーマ「医師とケアマネの連携」
●●●研修内容●●●
①座談会
【医師】
ふじもと内科クリニック 藤本裕司 先生
権頭クリニック 権頭 聖 先生
健和会 町上津役診療所 川本 京子 先生
【ケアマネジャー】
きたふく小規模多機能ホーム「自悠の庵」幸神 所長 上地 佐知子 氏
北九州ヘルスケアサービス八幡 管理者 岩代 真由美 氏
サングリーンケアプランセンター 管理者 占部 果代 氏
②グループワーク
会場8グループ、zoom3グループの計12グループ
(下記写真一覧に各グループで記入した模造紙の写真を載せています)
③事業所紹介リレー
(毎回、5事業所から1分間ずつの紹介を行い、発表者は次の研修会で発表する事業所を自分で探すというリレー形式です。)
・野田医院
・八幡在宅医療・介護連携支援センター
・おおくら歯科医院
・北九州ヘルスケアサービス八幡
・ホームケアクリニックたんぽぽ
会場55名、Zoomオンライン22名の計77名、職種としては医師13名、ケアマネジャー32名、多職種32名(歯科医師・薬剤師・看護師・リハビリ職・管理栄養士・社会福祉士・介護福祉士)にご参加頂きました。
事前にとったアンケート結果を要約すると連携において両職種とも主に以下の6点で迷ったり悩んだりしていることが分かり、これを元に座談会を進めていきました。
①連絡の手段(直接面談、電話、メールやSNS、郵送・・・)
②面談、電話する場合の時間帯
③受診同行に関すること
④伝え方のポイント(生活面、医療面)
⑤医師に連絡が取りづらい←→ケアマネからの情報がない
⑥複数の医療機関のどこに相談?←→かかりつけ医の継続性を無視した紹介
座談会の中で医師より、「かかりつけ患者さんが気づいたら施設に入所していたことがあった。一報欲しかった。」というような発言があり、それに対してケアマネジャーからも、「今まで入退院時や施設入所時にかかりつけの先生に連絡せずに進めてしまっていたこともありはっとさせられた、言葉が胸に刺さった」というような意見がありました。
グループワークは各グループに医師が必ず入り、ケアマネジャーをはじめとした多職種と闊達な意見交換が交わされました。久々のグループワークということもあり、対面ならではの活気溢れる会場となっていました。
事業所紹介リレーはみなさん可愛らしい宣伝ボードを思い思いに作成され、楽しい企画となりました。これも連携の輪が広がるきっかけになればと今後も続けて行こうと考えています。
会場とZoomのハイブリットのグループワークは初の試みであり、当日は残念ながらZoomでの音声の問題やブレイクアウトルームに入れなかった等のトラブルがあり、大変申し訳ありませんでした。次回からはこのようなことがないよう取り組んでまいりたいと思います。
「多職種連携」は地域包括ケアシステムの実現に非常に重要だと言われ続けています。特に生活を支える在宅医療は多職種連携が必須です。今回のような他の専門職との対話で連携が少しでも進み、独居であってもその人らしさ(笑顔)を支える多職種のチームになれる八幡(地域)を目指し、実行委員と共に試行錯誤しながら今後も企画していきますので、皆様のご参加をお待ちしています。
次回は8月16日「歯科医師とケアマネの連携」をテーマに開催致します。
アンケート→第1回多職種連携研修会アンケート結果