第2回 戸畑多職種連携研修会を開催しました

6月23日(木)7月6日(水)の2日間、管理栄養士の長江紀子先生をお迎えし、栄養の研修会を開催しました。テーマは

『早い!簡単!旨い! お湯に”ポチャ”お鍋に入れたら即ご飯』~ひと工夫!家族と同じ食事を食べやすくする調理のポイント~

と題し、簡単調理法に加え、「ムセやすい高齢者に、ある食品を加えることで飲み込みやすい食事を提供する」コツを紹介頂きました。

下ごしらえした食材を耐熱ビニール袋に入れて、お鍋にぽちゃ、ぐつぐつ、なんと1時間に7品出来上がり!!

「ムセるから」と家族とは別メニューを準備され、疎外感を感じる高齢者も多いはず。卵やチーズ・山芋・豆腐・なめ茸・アガー・マヨネーズ等を活用して、飲み込みやすい形態に仕上げたら家族と同じメニューを楽しむことができるのです。

長江先生からは「このお鍋調理は、災害時にも役に立つ方法」と紹介があり、参加者からも驚きの声があがりました。

「おなべ一杯の水さえあれば茹でられる、しかも調理後の水は捨てずに再利用ができる」との説明を受け、災害対策としても学びを深めることができました。研修後の参加者アンケートでは『ビニールに入れて調理するならば、鍋にいれる水は雨水でも川の水でも対応できますね」と意見が寄せられました。

参加者全員から「大変役に立った」と反響も大きく、「一つの鍋で色々な料理が作れて、仕上がりも本格的なので感動した」「ムセに対応できて、油も使わず調味料も減らせてヘルシー」「高齢者特有の、カロリーオーバー・たんぱく質不足が改善できるメニューだった」等、たくさんの感想が寄せられました。