令和8年度の診療報酬改定で、末期の呼吸器疾患患者への緩和ケアが診療報酬上の評価対象となるなど、医療・介護の現場において
呼吸器分野への関心が高まっています。
今年度、戸畑では呼吸器に関連した全3回のシリーズ研修を開催します。
シリーズ第1回目は
戸畑共立病院 呼吸器内科部長 加藤 達治先生
「高齢者呼吸器疾患の急性憎悪」~症例から学ぶ急性期医療と在宅医療の連携~
○3症例から学ぶ高齢者に多い呼吸器疾患
○高齢者肺炎の診断と治療・・・終末期を見据えて
○終末期患者さんの肺炎治療
について講演いただきました。
高齢者に多い疾患「慢性閉塞性肺疾患(COPD)」・「誤嚥性肺炎」・「間質性肺炎」について、症例に沿って特徴や治療について
お話いただき、かつては肺結核後遺症が多く、次いで慢性閉塞性肺疾患が主体となる時代を経て、現在は間質性肺炎が増加傾向にあることを知りました。
また、常に上位を占めている死因の一つである「肺炎」について、気を付けなければいけないのは“高齢者の場合は症状が典型的ではない”“本人からの訴えもはっきりしない”ことが特徴なので、
“支援者がみて「いつもとなんだか違う」という感覚があれば、まず肺炎を疑いましょう”ということ。
高齢者の生活場面に関わっていると、「あれ?」と気づくも多いはず。その感覚を大切にし、速やかに受診や救急要請をしても
いいんだと、心強いアドバイスをいただきました。
最後は終末期患者さんの肺炎治療について、「最善の治療を行っても死が避けられない場合や、わずかに延命できたとしてもQOLが保持できないと判断される場合は、緩和医療を優先する」提案もやむを得ないとお話を伺いました。
いざという時の治療やケアについて、本人・家族としっかりACP~人生会議~をすることがた大切であるということで講演の結びとされました。
加藤先生、貴重なご講演をいただき、ありがとうございました。
アンケート結果はこちら
第2回研修:10月13日「体験型!!摂食・嚥下」
第3回研修:12頃予定「在宅酸素の最新情報!見て触って体験!」






