【戸畑】第1回多職種連携研修会を開催しました(5月20日)

令和8年5月20日(水)、

講師に医療法人医和基会 金刀比羅診療所 院長 桐谷 浩一先生をお迎えし、

「このケース、あなたならどうする? ~困難事例から考える多職種連携~」

をテーマにご講演いただきました。

 第1部 講演会

 第2部 座談会(講師・ナビゲーターを囲んで)

第1部の講演では冒頭、「みなさんは、(多職種間で)どのように情報を共有していますか?」との問いかけがあり、

「多職種連携では“役割分担”“情報共有”“価値観のすり合わせ”そして“共同意思決定”がとても重要」だとお話がありました。

在宅診療・看取りで大切なのは、その人が今後どう暮らしていきたいか、ACPをどのように進めていくかが鍵となり、

ACPについての基礎的知識や意思決定支援におけるポイントを詳しく説明いただきました。

家族の希望ではなく、本人の推定意思を尊重すること、この軸はほんとうに大切なポイント。

そして、いつもいつも答えを導く支援ばかりではなく「ネガティブ・ケイパビリティ(すぐには答えの出ない事態に耐える力)」や、

同じ事実や選択肢であっても声掛けなど表現の仕方を工夫する「フレーミング効果(意味づけを変えて伝えること)」など、

医療コミュニケーションを身につけることも重要なスキルであると紹介いただきました。

講演の中で5つの困難事例が紹介され、どのような声かけを行うのか、最善の選択とは何か、一つの職種で判断せず“多職種”で

考え共有していく意味について、参加者も一緒に考え、その後の解説で多くの気づきを得ることができました。

先生が困難事例に対応する際の指針として『医療倫理の4原則』や『臨床倫理の4分割法』が挙げられ、その人の命・尊厳に

寄り添う意思決定を支援するためにも、倫理観は深めていきたいと思いました。

後半、時間は短くなりましたが、ナビゲーターに戸畑総合病院 MSW 柿田麻美氏を迎え、座談会・意見交換会を行いました。

会場からの質問を中心に、それぞれの職種や場面で抱えている悩みや対応について、考え方や支援の具体策、連携・相談先等を

ご教示いただきました。

自分らしい療養として「在宅療養」の選択が増えるなか、ACPやチーム作りなど不安なことは尽きません。

ぜひこれからも、「今回のような研修会を開いてほしい」とたくさんのご意見をいただきました。

また、座談会を取り入れた講師と身近な研修会を企画していきたいとおもいます。

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